先日『原典 ユダの福音書』を読んでグノーシス主義におけるキリスト教(と言っていいものか微妙ですが)の教義を知ったんですけど、なんかDODとかぶるなあ、と思いました。
グノーシス主義と一口に言っても色々あるようなんですけど、とりあえず私が読んだのは。
・新約聖書の神が至高神。
・旧約聖書の神は新約の神とは別存在でずっと下位の神だが、地上界を作り支配している張本人。
・「悪意持つもの」と呼ばれるこの神は、地上界にも悪意を持ってあたる
・この世に貧困や戦争など苦しみが多いのはそのため。
・預言者は旧約の神を至高神と思い込んでいる
・人が本当に救われるためには旧約の神の手から逃れなければならない
・つまり地上界からの脱却、死して新約の神の国に行くことが必要
・イエスによる「救済」とは身をもってそのことを人に示すこと
…大体こんな感じでしょうか。
なんか、新約の神がドラゴン、旧約の神が「名も無き存在」、預言者がマナちゃんという構図な気がします。旧約の神が悪意を持って人に当たっているとか、DODの神が己の思い通りにならない人間を滅ぼしたがってるのと似た構図だなあ、とか。
そうすると、炎と共に消えていったカイムとアンヘルはこの世からの脱却に成功した=真の救済がもたらされたと考えていいのでしょうか。あの穏やかな顔は、救われる者のものだったと。
あの二人には幸せであってほしいので、そう思うことにします。
そんなこんなで、DOD2プレイ記も残すところあと僅かになりました。ラストスパート、がんばります。終わったらDOD1日記だね!

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