自分によくしてくれた従軍医(おなご)が戦の最中に死亡してショックを受けた荊軻は刺客をやめる決意をしますが、よくも悪くも優しい性格のために何度も戦禍に身を投じる姿は哀れでなりません。現状はようやく手を切って平穏な生活を始めようとするとことですがー…最後アレだもんなあ。どんな風に描くんだろ。
しかしもっと可哀相なのは、すっかり頼られてる樊於期ですよ。敵軍の将なのに、お前さん「指名手配者を国外に出したいんだ、助けてよ於期」はないだろう。そして「いいよ」もないだろう。お陰で牢にぶちこまれた挙句無茶な戦やらされて敗北したら一族郎党皆殺しにされ出奔ですよ可哀相に。こうしてみると幼馴染3人の中で一番自分を犠牲にしてたのって樊於期だったのな…彼の行動理念は友達2人の幸せが第一のようなので、秦の将として活躍するのも荊軻の頼みに応じて軍法を破るのも矛盾はないんだなあ、などと思ったらどんどん眩しすぎる樊於期。挙句の果てには10歳下の小娘と相思相愛。
貴様、さては心得ているな?(アホがいます) 将として有能なくせに詩にまで造詣が深いなんて反則です。責任者出てきなさい。
そんで荊軻は自分が小滬にされた事を樊於期にしているということに気づいてくれるんだろうか…この流れは「秦王暗殺したいんだ、首ちょうだい於期」「いいよ」という嫌な予感。そそそそんなこここことになったらわわわたしなく、泣く自信あるよ。
おなご陣はどんどん質が向上してる気がします。太子丹の恋人の水依依とか、聡明で超いい女。一番好き。私もあんな人を嫁にしたいです。(えー)
樊於期のお相手の蒙エン(字忘れたー)も最初はとんでもねえ世間知らずのわがままお嬢様だなとイライラしてたんですが、ありゃまあ。(失礼) 丹の妹さんもなんだか可愛らしくて好みです。変態でごめん。しかし荊軻も樊於期も相変わらず、はねっ返りのトンデモ小娘が好みなんだろうか(すごく失礼)
あと3巻。そろそろ怒涛の鬱展開が始まりますね!覚悟しなくちゃー

PR
COMMENT