■ONIシリーズについて■まずは基本的なことから。
「ONIシリーズ」は1990年にゲームボーイから発売された「鬼忍降魔録ONI」を1作目とする長寿シリーズです。
ゲームボーイで5本、スーパーファミコンで2本、プレイステーションで1本、ニンテンドーDSで1本発売されています。
ついでに言うとアニメやアーケードゲームもありました。
「そんな出てるの?! 全部やってみたい」と思ったそこのあなた。少々お待ちください。
ONIシリーズはハード毎に世界観もストーリーテイストもまったく異なる、ある意味で別ゲーです。ゲームボーイONIシリーズは時代考証無視の和風正統派ストーリーです。努力、友情、勝利、的な。
スーパーファミコンONIシリーズは源平と幕末を舞台にした歴史ファンタジーです。ちょっと悲壮感は漂うけどやっぱり王道ストーリー。
そしてプレイステーションのONI零は、泥沼和風ダークファンタジーです。
なのでONI零から入った人は、過去の作品はやらなくてもいいです。混乱します。
それでも気になる人は「ハードが変わったら別ゲーム」と10回唱えてからプレイすることをおすすめします。
ちなみに
ニンテンドーDSのは絶対にプレイするな。■ONI零シリーズについて■というわけで私はプレイステーション『ONI零~復活~』とその関連作品をひっくるめて「ONI零シリーズ」と区別して呼んでおります。
関連作品は以下の通り。
・ONI零~復活~(PS/ゲームアーカイブス)こちらはまあ本編に当たるものですから、説明は省きます。
ちなみに
EDで宣伝された『ONI零~流転~』は未発売です。・ONI零異聞~終わりなき夜に生まれし仔ら~(電撃hp vol.10掲載)天地丸と鈴鹿の馴れ初めが描かれた短編小説です。『復活』のシナリオを手がけた飯島健男(現飯島多紀哉)さんによる安心の小説。
Amazonでは数は少ないものの中古で投げ売りされてるようです。
・ONI零~時空翔けし仔らよ~(ファミ通文庫)『復活』のその後が描かれた小説。同じく飯島健男(現飯島多紀哉)作、イラストもゲームと同じ神谷順さんです。
同じくAmazonでは中古で投げ売りされているようです。ゲームプレイされた方はこちらをぜひ。
ちなみにやっぱり「続く」で終わってその後の音沙汰はありません。・ONI零(センス・オブ・ワンダー掲載)飯島健男改め飯島多紀哉さんが、
サークル「七転び八転がり」にて発行されていた同人誌『センス・オブ・ワンダー』にて小説が連載されてました。
本人によると「流転のストーリーはこうなる予定だった」そうですが、お忙しい中書かれたものであり、かつ作品の質よりもファンとの交流に重きを置いた同人誌ですので出来はあまりよろしくありません。
序章で司狼丸連中は出てきますが、後は基本的に新キャラ連中が暴れまわってます。
ちなみにこちらも4冊まで出て以降音沙汰がありません。ついでに言うと2巻目と3巻目は完売、4巻目も在庫わずかのようです。
■現状■・飯島多紀哉さん(生みの親)
「シャノン」という会社でコンシューマゲームを手掛ける傍ら、
「七転び八転がり」というサークルで自作ゲームを中心に色々と制作なさってます。
ONI零は現在まったく何もされていない状況ですが、「ゲームアーカイブスでのDL数がすごかったので、亀の足ながらも少しずつ作っていく」そうです。
・神谷順さん(イラストレーター)
ご結婚を機にイラストレーター職から引退されました。
今後もしONI零の続編が出ることになっても、イラストは確実に変わります。
現在は「はややP」の名で主にボーカロイド関連でご活躍されてます。
・ファンサイトとか探せば細々とやってる人はいると思いますが、基本的には絶滅危惧種です。
話せば長くなりますが、同人誌やDSでの続編の動きがあった際に多くが更新停止、もしくはコンテンツ全撤去、場合によってはサイト閉鎖が相次ぎました。
私自身もあのショックからまだ立ち直れていません。

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