今のところの印象は、地味で手堅いスルメゲー。
ひたすら会話パートが続くのはなかなかしんどくて途中で目が滑ったりしたんですけど、移動先(会話相手)を選べるようになっただけでだいぶ楽しい。
テキストはひたすら会話のみ。年齢相応というか自然な言い回しで個性が立ってて、いいですねー。声優さんの演技でうまく補強されてる印象。まああの、ちょっと拓哉先輩に関してはしゃべるたび「子安wwwww」ってなっちゃってもうすいませんでしたが。
ストーリーは、各ルートの話が薄くなりぎみだけど、周回プレイしていくことでだんだんと全体像がわかってく仕組み。こういうの大好きー!
一番感動したのは、システム面も周回プレイがしやすい用に整ってることです。クイックセーブはイベントごと、選択肢直前ごとに自動保存してくれて、いつでもどこにでも戻れる。これだけでもすごいのに各ルートの頭から始められるショートカットとかもあるし、これ見た瞬間テンション上がりました。かゆいところに手が届きすぎである! これぞユーザビリティ! これぞゲーム! 各イベントの消化率も細かく表示してくれてるのがまた周回プレイしたくさせてくれます。たまらん。最高。絵ばっか綺麗でテキストとシステム面がクソな某ゲームは見習うべき。
……しかし絵は……絵は……ね……評判には聞いてましたけど、すべてひだかなみさんに描かせろとは言わんがも少しマシな人に描かせるべきだったのでは……EDスチルとパッケージ絵が素敵な分もったいないです。これでこのゲームだいぶ損してるよおおおお……orz
まあ私、余裕で許容範囲だったから大丈夫なんですけどね! 顔グラの全体的なバランスは好きだから脳内補完で問題ありません。
というかスチル絵は乙女ゲーに不慣れな人が描いたんじゃねーかなと……女性の好むシチュエーションとか構図とか表情とかをまったく理解していない印象を……おぼ……え……
これはもう、画力どうこう以前の問題で結構致命的なんじゃないかなーと思うのですが! ですが! どうなのよそのへん!
肝心のキャラですが。
仁美ちゃんが愛しくて他が見えない。初回の憲吾ルートとか仁美ちゃん目当てで入ったし……仁美ちゃん好きです。大好きです。バッドエンド3は普通にハッピーエンドだろ。
あの見た目で朝が弱くて課題苦手で物言いがはっきりしてるとか素晴らしすぎる。
男性陣は……冒頭でもちらっと言いましたけど、全体的に地味で薄味なのでルートに入らないとそもそもキャラがつかめねえという部分もあり、ED見た憲吾と拓哉先輩はそれなりに好きですけど他キャラはまだわからないですねー。敢えて言うなら兄貴と従者がちょっと気になるか。
主人公は印象弱いけど、可。よくわからないことに巻き込まれて振り回される感覚はプレイヤーも体感できたのでそういう意味では素晴らしい主人公。普通の乙女ゲーだと割とさっさと腹括って突撃するのが好きな私ですが、このゲームに限って初回プレイ時は対立してる両者共に腹が立って憲吾に泣きついてたらルート入っちゃいました。何も仁美ちゃん目的だけじゃないのよ!
しかし課題とかまじめにこなす優等生なんですね、ちょっとびっくりした。
というわけで、おっかなびっくり購入したものの、今現在はとても楽しめてます。これはいい買い物した! 未開封のまま購入した緋の記憶が無駄にならずに済みそうです。

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