なるほどバカゲーである。とか一言で片づけたいところなんですけどバカゲーで笑った以上に、
90年前後の熱血ヒーローものを思わせる暑苦しくもスタンダードな展開が、すっっっごい気持ちよかったです。
なんという友情・努力・勝利、そして友情。心が潤った。
ロード中の画面とかエフェクトもいちいち派手でうるさく暑苦しくて、楽しいのなんの!
ああいう細部までこだわってる作品てやっぱり好きだわ。
とか言いながらバッドエンドにめちゃくちゃはしゃいだプレイヤーがこちらになります。
……いや、その。
ちょっと直前にやってた某ゲームが、鬱展開を期待してたのに全然満たしてくれなくてな。
その点、慶喜様のあの狂いっぷりは大変うつくしゅうございました。本当に本当にありがとうございました。
王道展開でも鬱展開でも満たしてくれる幕末Rockまじすばらしいゲームですね!(にっこり)
システム的にはアドベンチャーパート長くねえかと思ったけど、
戦隊ものとかアニメの構成と同じで、
音ゲーパートは戦闘シーン、アドベンチャーパートはそれ以外に相応してるのかなーとか思ったら
わりとすんなり受け入れられました。
自動送り機能が便利だし、声優さんも皆さんいい演技で魅せてくれるし、
眺めてて苦痛ってことはなかったな。
音ゲーパートは、毎回難易度を選ばせてくれるのが煩わしくもあり親切でもあり。
スタートメニュー画面で音ゲーパートだけできるのは心の底からありがたかったです。
難易度はー……音ゲーやるのは初めてだからなんともですが、
だいぶズレてても最高評価がでることがよくあったから、たぶん判定は甘いんじゃないかな。
あと本編とは全然関係ないし、たぶん公式設定にそんなもんないんだろうけど。
赤・黄・青・緑・紫がイメージカラーの5人組が、圧政を布く支配者から人々を解放すべく歌の力で立ち向かうってのが、
なんとも『ドラッグオンドラグーン3』のウタヒメ5人と重なるのが気になるんですよねえ。
『ドラッグオンドラグーン』シリーズは3を除いてcaviaが開発してましたけど、
caviaは親会社であるAQインタラクティブに吸収され、
そしてAQインタラクティブは合併によりマーベラスAQLになってるんですよね。
マーベラスAQLは、『幕末Rock』の開発・販売元。
キャラクターデザインは、どちらも同じ藤坂公彦さん。
この人、デザインする上で俺設定をいろいろこっそり決める人でして、
両作品のキャラデザを見比べると気持ち悪いくらい類似点が多くて、
少なくとも藤坂さんの頭の中では『DOD3』と『幕末Rock』は表裏一体の同じ話って設定になってるんじゃないかなーとか思うと夢がふくらみすぎて楽しいし、
そう考えた上であのバッドエンドを見ると「あっ、この2作品は双子だ!」みたいな気分になるんですよね。
その辺の話がアートワークスに書かれてたら面白いんですけど、どうだろうな。
とまあぐだぐだ書きましたけど、
ゲーム楽しかったし、ついていける範囲でついていこうと思ってます。が。
……ただでさえ声優で釣ってるところがある上に、アニメ化したら煌(ファン)が一気に増えることは想像に難くなく、
「ゲームが好きです」という私が肩身の狭い思いをせずに済むといいなあとは、ちょっと心配してます。
なんにせよゲームプレイ中に「アニメで観たい」と思ったので、アニメ化は楽しみです。
どんなことになってるだろうなーワクワク。

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