「功名が辻」も司馬遼太郎原作なので何となく比べちゃったんですけど、25年の壁なのか放送局の壁なのかよくわかりませんが、制作スタッフの姿勢が根本的に違うのに絶句しました…。すっごい原作を大切にしてるんですよ。そりゃまったく同じにするわけにもいかないでしょうし脚色はあちこちにありましたけど、中心の軸はそのままだし、むしろその軸を引き立たせるような脚色の多いこと!時々不満なところもありましたけど、メインがいじられてないせいか許容できる範囲。セリフも原作そのままのところも多いし、映像化するとわかりづらくなりそうなところもちゃんとわかりやすいんですよね。すげー…なにこの素晴らしさ。全体的な演出は古いと言わざるを得ないけど、だんだんそんなのがどうでもよくなってきましたよ。だって原作通りなんだもの…!
今の「功名が辻」は、原作をベースにして新しい作品を作ってる感があるよ…25年も経ってると視聴者の質が全然違うから変えないといけないのかなぁ。大河「功名が辻」は一豊と千代は明らかに現代人だもんな。主人公を現代人に仕立て上げて、視聴者を擬似的に戦国時代体験させてるというか。時代背景が全然違うんだから、理解できないどころか誤解しか生じない気がするのでやめるべきだと思うんだけどな、あれ。
話を戻して「関ヶ原」。
石田三成演じる加藤剛はめちゃくちゃかっこよかったよ…!そして時々かわいかった!まぶしかった!初芽詰問→暗転シーンはあまりに恥ずかしくて思わずビデオ止めて突っ伏した!
(アホ。)肉体を持った三成は、まっすぐで頭良すぎて空気読めなくていい男でした。いくつかセリフに笑わせていただきました。やー、いい作品でした。
でも加藤剛は、なんというか、かっこよすぎるんだよなあ。二重で目もぱっちりしててすっごいいい男なんだけど、三成ってもっととんがった感じのイメージがあるんだよなあ。そういう意味では「葵徳川三代」の江守三成は写真見た感じだとイメージに近いんで、今度見てみよっと。でも完全版ないんだよなー「葵」。NHK出してくんないかなあ。

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